伊澤 雄一(はらからの家福祉会/東京都国分寺市)

伊澤 雄一(はらからの家福祉会/東京都国分寺市)

伊澤 雄一(はらからの家福祉会/東京都国分寺市)

あみのみなさま~改めて「つながり」を!!~  

 

 

日常が大きく崩れ、困惑の日々です。

 

自然環境に多大な負荷を与え、度々の異常気象などでお仕置きをしたにも関わらず、一向に改めない無自覚な人類に対して、ついに地球はウィルスという劇薬を放ち一斉休止させたという説もありますが、あながち外れてはいないと思います。またウィルスは「新型」というけど、自然破壊と、温暖化に伴う気候危機によって、今後も次から次へと「新型」が登場するという学者の話を聞きゾッとしました。まさに待ったなしの、大きな転換の時を迎えています….。

 

….というグローバル視点も視野に置きながらも、現在当方が身を置く団体ならびに周辺情報をほんの少々ですがお伝えします。

 

現在、日中系、GH、支援センター(Ⅰ)、医療連携の各4部署は、それぞれの実践のあり様を踏まえて対応を考えながら来ています。なにせ「物理的接触を回避した支援対応」が基本ですので、通信機器を用いたこまめな対応ということだろうと思います。しかしそうも言っていられない状況もあり、日中系(生活訓練&B)では、“在宅ストレスに耐えきれない” “家庭内軋轢でリスクが増幅”“℡対応では限界”というメンバーについては来所頂き、ゆとり空間を意識した配置に変え、時間制限も持たせながら居場所として機能させています。

 

地域活動支援センター(Ⅰ)の「通所」は委託元の国分寺市より、他の事業所と並列で「フリースペース」の閉所の指示が入りました。東京都内の支援センター(Ⅰ)の一部~感染者数が比較的少数の都西部山間丘陵地域~を除き、ほぼ全体が当該自治体から同様の指示の下動いているようです。一方、℡相談はむしろ積極的に機能しており、活性化の方向です。また「一般相談(受託)」や「計画相談」などの直接個別支援は、℡による確認が取れれば「サイン不要」という措置(国分寺独自)が取られて来ています。

 

他方、東京都からの「地域移行促進受託事業」は、コーディネート事業も、GH活用型ショートステイ事業も完全休止で、付随して動いていたピア活動も、病院訪問もなく皆「なまってしまう…」と口々に…..、といった状況です。

 

ただそんな中、定期的に赴いていた病院に行けなくなってしまったけど、入院している人たちにせめて「つながり」を感じていただけるメッセージを寄せようと、メンバーからの実にうれしい提案があり、皆で顔写真入りの寄せ書きを作成することとなりました。

 

GHに関しては感染の危機がヒタヒタと迫ってくる感が実に怖いです。GH運営の中で、“マンション等物件の部分借用”という実践が3か所で行われていますが、もし感染者発生の場合は、GH事業全体に与える影響もあると思われ、さらに不安が募ります。

 

新型コロナウィルスは、人のつながりを奪い、「近づくな、離れろ、Stay home!」という負のメッセージを世に拡散させています。福島を開催の地に予定していた7月のあみの大会も休会、延期を余儀なくされました。

 

さらに、この負のメッセージを私たち自身がメンバーに強く伝えなければならないという、実に辛い局面に至り、不全感と虚しさに襲われます。

 

孤立、無縁は何よりも怖いことです。そのことを日々の実践を通じて捉え、身に染みて感じている私たちは、「つながり」を発信し続けるというソーシャルワークを絶やしてはならないと思います。たとえそれが、限りなくか細い発信・実践になってしまったとしてもです。

 

いまこそ経験を分かち合い、知恵を出し合い、アイデアを持ち寄って難局を超えていくことが必要です。

 

100年前のスペイン風邪では、数少ない電話があるだけでした。でも幸い今の私たちには、スマホやPCが、メールやラインも、多様なつながりのツールがあります。これらと知恵とアイデアを駆使して、つながりを続けましょう。

 

そして、いつしかこの苦境から開放される瞬間を迎えるでしょう。その時の喜びは、ひとしおという気がします。かの多彩な芸術と美食家で知られる魯山人は、美食のコツと聞かれて、一言、「空腹」と答えたといいます。

 

そうです、せいぜい「心の腹」を空かせておきましょう。いつの日か思い切り肩を寄せ合って、笑いながら交流を爆発させましょう。

 

その日までどうかみなさんお元気で!!