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第14回あみ全国大会in広島

語り合おうみんなの想いを、創ろう未来を 〜変えないモノ、変えていくモノ〜

今年も多くの皆様にご協力・ご参加いただきありがとうございました。

開催案内(PDF)

 


特定非営利活動法人 全国精神障害者地域生活支援協議会(あみ)

第14回全国大会 広島大会アピール

 2010年度のあみ全国大会は、"広島"の地で開催しました。広島での開催にあたって私たちは、あらためて平和について考える機会にしたいと考えました。

 平和を考えるとき、国際平和学会の定義にもあるように「平和とは、単に戦争が無い状態を言うのではなく、差別や貧困など社会の不安定がもたらすゆがみを克服した状態」を意味し、広島は平和の発信の責務を担っているといえます。

 ご承知のとおり、政権交代により、国は障害者自立支援法を廃止し、2013年8月までに障がい者総合福祉法(仮称)を制定するとしています。そのため、障がい者制度改革推進本部、同推進会議を昨年12月に設置し、この4月からは総合福祉部会も開かれ、当事者、家族、関係団体等からの意見を踏まえた論議が積み重ねられてきています。あみも部会の構成員として参画し精神障害を持つ人たちの地域生活支援にかかわる立場からの意見表明をしてきました。その一方で、障害者自立支援法の一部改正法案が国会に提出される動きがありました。前鳩山首相の辞任騒動の影響で廃案となりましたが、このことは、障害者自立支援法違憲訴訟団との和解、合意を踏みにじるものであり、制度改革推進会議での論議に水をさすものであります。 

 こう言った情勢の中で、私たちは、総合福祉法〜創るのは私たち〜の統一テーマを掲げ、現場の声を新法に反映させるべくブロック研修会を開催し、要望活動にも取り組んできました。そこでは、障害当事者の自己責任論に基づく負担制度の誤りや、益々広がる地域間格差の是正、事業者への支援策の拡大・充実を訴えてきました。

 以上のような情勢や経過を踏まえながら本大会を迎え、語り合おうみんなの思いを、創ろう未来を、のテーマのもと2日間で延べ712人が参加し意義ある研修の機会を共有してきました。

1日目の特別講演では、スティーブン・リーパー氏の言う"平和文化"に、不平等や差別偏見の解消をめざす私たちの思いと相通じるところを感じとり、記念講演では、門屋充郎氏から「岐路に立つ今こそ、あみがめざすものを示してほしい」との叱咤激励をいただきました。

 2日目の分科会においては、地域力について、働くことについて、真剣な論議が展開され、"こんなふうに暮らしたい"との当事者の願いに、私たちはどう応えてきたのかを振りかえってきました。そして支え・支えられる関係性を見つめる中で"ピアの力"をあらためて確かめあうことができました。

 変えないモノ。それは、良質の精神医療を受け、働き、集うことも含め、住み慣れた街であたり前に暮らすことを願う当事者の思いを真に受けとめ、ともにねばり強く創りあげてきたもの。

 変えていくモノ。それは、精神障害を持つ人たちが人としてあたり前に生きていくことを拒み続ける地域社会。

 来年は、安芸の国広島から阿波の国徳島にところを移しての開催となります。この2日間で確認しあった私たちがなすべきこと、すなわち地域社会の変革、その成果を持ち寄り、再び集いましょう。

2010年7月10日 第14回全国大会in広島 参加者一同